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自動車の中で最も重要な役割をしているのがタイヤですね。その証拠にタイヤがパンクすると途端に動けなくなります。
パンクだけではありません。タイヤの摩耗が進んでいくにつれてタイヤの溝が浅くなることによりスリップしやすくなってきます。路面の状況によってはタイヤの溝が十分にあったとしてもスリップしてしまいます。
安心・安全で走行するためにも日頃からタイヤについて注意をしていきましょう。
 

【タイヤの長持ちの方法】

車のタイヤはゴムを原料として加工製作されています。基本的にゴム製品を長持ちさせる条件と類似していると考えています。

タイヤについての劣化防止方法をいくつか取り上げます。

  • 青空駐車場など、長い間置きっぱなしで風雨にさらさないこと。
  • 直射日光が当たる場所に駐車することは極力さける。
  • 平日は走っていないで、土日祭日に走ることが多いけれど、なるべく走らせるようにする。
  • 洗車するときにタイヤも一緒に洗剤で洗ってしまうのを止めて、水洗い程度にしておく。
  • 適正な空気圧を保つようにすること。定期的な確認が必要。

などがあります。でもどうしようもない部分もあるので、できる範囲でその状態におかないようにしましょう。

【タイヤの見た目と劣化状況】

タイヤの見た目で明らかにわかるもの一覧表

状態

内容

備考

ひび割れ直射日光(紫外線)、経年劣化、長時間保管などにより、タイヤの溝の中とか側面の表面が劣化して硬化することによりひび割れ 
偏摩耗どの車輪にタイヤを装着するのか、適正でない空気圧によるタイヤの扁平などの原因で発生する。 
溝の深さ新品時8mm程ある。この溝が5000キロ走行あたり1mm摩耗する目安である。1.6mm以下では高速道路は走れない。1本の新品タイヤで約3万2千キロ走行ができる計算になるが、状況により前後するだろう。 
洗剤によるもの洗車するときに洗剤で一緒にタイヤを洗うことがある。この時の洗剤がタイヤのゴムを劣化させる原因になる。 

【タイヤ交換必要かどうか】

タイヤ交換の目安とは

  1. スリップサインというものがタイヤにはあります。これがでてくると交換の時期です。この時のタイヤの溝が1.6mmに達ています。
  2. ゴムの劣化も交換するかどうかの目安になります。上記「タイヤの見た目と劣化状況」を参照してください。
  3. 使用年数もタイヤ交換の目安になります。タイヤの溝がまだまだあるよ。としても、タイヤ製造年月から4年ないし5年経過したものは劣化している可能性がありますので、交換をおすすめします。
  4. 偏摩耗している場合。例えば前輪のタイヤの外側がよく摩耗している場合があります。こんな状況が認められたらローテーションしてタイヤを入れ替えしましょう。例えば、前輪と後輪を入れ替えるとかです。

【走行距離と溝の深さ】

新品のタイヤの溝は8mmありますので、1.6mmの深さまでは、6.4mmも使用できます。

大体走行距離5千キロで1mm摩耗すると言われていますから、計算上は、3万2千キロは走れることになりますが、タイヤの使用状況により変化しますので、大体の目安としてください。

【まとめ】

いかがでしたか。

私達が日頃お世話になっている車。その車を乗せて円滑に移動をしてくれるタイヤには十分な注意が必要であることがわかりました。

普段はあまり気にはならないかもしれませんが、パンクでもすると途端にタイヤの重要性を理解することになります。

乗車前の点検項目の中にタイヤをいれて安全運転を心がけましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。