
「そばで過ごす時間をもっと快適に」
マルプーを飼っている愛犬家の皆さん、
耳のトラブルで悩んだことはありませんか?
マルプーは耳の形や毛の特徴から、
耳の健康に注意が必要な犬種です。
現在飼っておられる愛犬(マルプー)の
耳のにおいが最近強くなってきて、
ちょっと気になる。ひょっとしたら耳の病気?(かもしれない)。
そんな心配をされている方に、
愛犬の行動パターンを観察することで
マルプーの耳くさい問題について病気の可能性を
見つける3つの方法を紹介します。
マルプーの耳ダニや病気の原因、耳掃除の方法など、具体的な情報を探っていきましょう。
耳くさいことで考えられる3つの病気
犬の耳の構造がどんなふうになっているのかを
知らないと説明がやりずらいので簡単に説明します。
犬の耳は外耳、中耳、内耳の3つの部分に区分されています。
それぞれが犬の聴覚やバランスに重要な役割を果たしています。
- 外耳:頭の部分の耳たぶの部分(外側から耳の穴が見える)から、
鼓膜までの部分を外耳 - 中耳:鼓膜から蝸牛のあるところまでを中耳
- 内耳:蝸牛や半規管、前庭を内耳といい、
聴覚神経があり、聴覚とバランス感覚があります。
参考)犬の耳の3つの部分をかたちづくっているところの名前です。
- 外耳は、耳介(じかい:みみたぶのこと)、
垂直耳道(すいちょくじどう)、
水平耳道(すいへいじどう)の部分があります。 - 中耳は、鼓膜(こまく)、耳小骨(じしょうこつ)、
鼓室胞(こしつほう)、
耳管(じかん)の部分です。
- 内耳は、半規管(はんきかん)、
前庭(ぜんてい)、
蝸牛(かぎゅう、かたつむり)
【1】外耳道炎(がいじどうえん)
外耳道炎とは、外耳の部分が炎症をおこしている状態をいいます。
- 【原因】:細菌や真菌の感染、
湿気や異物の侵入、
アレルギー反応
- 【注意点】:定期的な耳掃除を行う、
湿気や異物の侵入を防ぐ、
適切な治療を受ける
【2】外耳道湿疹(がいじどうしっしん)
外耳道湿疹とは、外耳の部分の皮膚が湿疹をおこしている状態をいいます。
- 【原因】:アレルギー反応
皮膚の異常
- 【注意点】:アレルギーの原因を特定し避ける、
皮膚の清潔を保つ
獣医師の指示に従う
【3】中耳炎(ちゅうじえん)
- 【原因】:上気道感染症(風邪など)の拡大、
真菌や細菌の感染、
鼓膜の損傷
- 【注意点】: 免疫力を高める健康な生活を送る、
風邪を予防する、
獣医師の指示に従う
日頃の行動に病気の疑い3ステップ
飼い主がわかるといえば日頃の愛犬の行動だったりにおいだったりですね。
それらのを観察によって早い段階で発見しましょう。
【1】床やベッドなどに耳をこすりつける
この行動は、炎症によって発生するかゆみや痛みのためにおこす行動です。
なんかいもやっているようならば外耳道炎の疑いがあります。
外耳道炎であれば強くにおいがしています。
【2】頭から全身の身震いをする
この動きも、炎症によって発生するかゆみを
おさめようとしておこなう行動の可能性があります。
何回もやっているのであれば
外耳道炎、外耳湿疹、中耳炎の疑いがあります。
【3】首をよくかいている
この動きも、炎症によって発生するかゆみを
おさめようとしている行動の可能性があります。
我慢ができないほどにやっているようすであれば、
外耳道炎、外耳湿疹、中耳炎の疑いがあります。
まとめ
いかがでしたか。
耳が垂れている犬種は耳の病気にかかりやすいですが、
日頃から注意してみてあげることで防止できます。
まずは、耳をめくってみて健康な耳の状態を把握しておきましょう。
健康な耳の状態はにおいもなく薄いピンク色の表面になっています。
この状態をたもつようにすれば良いのです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。