散歩の時などに見てると愛犬の歩き方がおかしいと感じたことはありませんか。
あきらかに足をひきずって歩いている場合だとか、つま先が上がらないで地面をこするようにして歩いているとかの場合など、わかりにくい場合もありますね。
その歩き方は、ひょっとしたら病気であったりまたはその可能性をふくんでいるかも知れません。
そんな愛犬の気になる歩き方を発見、または気が付いたらはやめに病院で見てもらいましょう。
本記事は、愛犬が歩くときの見るべきポイントと考えられる病気を紹介します。
愛犬の足の異常を見つけるコツとは?
歩くときの状態を観察することによって早期発見ができるようにすること。
ふらつきながら歩く
愛犬がフラフラして一直線に歩けないとしたら、あるある程度の足に異常が見られるというか平衡感覚と関連するカラダの内側の異常が関わっているかもしれないですね。
歩くことを嫌がる
愛犬が歩行すること自体を嫌がる場合、足で歩くということ以外のところに要因があるかもしれません。
例えば、「歩行リズムがゆるやか」になったとか「時々立ち止まってしまう」ということなどです。
1つの例として心臓が弱っていて歩きだすと息ができなくなってくることだとか、気管支炎で過度な体を動かす途端に息づかいがあらくなるなど。
片足が引きずられて・引きずったように歩く
片足が引きずられて・引きずったように歩く場合、筋骨格関連の異常が特に疑いがもたれます。
3つの歩き方から考えられる病気とは
愛犬の歩く姿に異常があった場合に考えられる病気を示します。
突発性前庭疾患
それほど聞きなれない突発性前庭疾患という病気だと思いますが、突如として前庭という耳の内耳にある平衡感覚を制御する器官に何かしらの異常が発生する病気です。
歩いている時の「ふらつき」や「よろめき」などの現象がでてくるようになります。
なぜこういう現象になるのかはまだ分かっていません。
年齢的に中年過ぎの犬に多くみられるので、年齢の積み重ねがひとつの原因であるのではないかと言われています。
原因がはっきりしない病気ではありますが、日にちが過ぎれば改善されていく病気でもあるので、ふらつきが見られる間は動物病院へ通いながら自宅に居ながら療養することになることになります。
この病気そのものを完治させる薬はないということなので、抵抗力を向上させたり、栄養分をとったりして健康な体の状態に保つための治療法が実施されてます。
別の呼び方では、前庭神経炎とも言われています。
溶血性貧血の可能性
人間でも貧血になればフラフラしたり、めまいが現れることがおこりますが、犬においても貧血の症状が出るになる可能性があります。
溶血とは身体の細胞に酸素を供給する赤血球が壊れてしまうことをいいます。
赤血球が崩壊されれば、酸素を運ぶトラックが無くなったと同じ現象になり、その結果酸素が細胞にいきわたらずふらつきを起こします。つまり、酸欠(貧血)になります。
どういう理由で溶血が発生するかというのには幾つかの原因があり、怪我であったり生まれつきであったりいろいろあります。
犬を飼っていて特に注意しておかなければならない原因のひとつが誤食です。
犬が溶血性貧血を起こす絶対に食べさせてはいけない食べ物
- 玉ねぎ、しょうが、あさつき、にんにく(加熱して料理したものでもダメ!)。
椎間板ヘルニア
背骨と背骨の間にある椎間板が飛びだし神経を圧迫する疾病です。
胴の長い犬種(ダックスフンドやコーギーなど)に多いと思われがちですが、そうでないトイプードル・ビーグル・ペキニーズなどの犬種でも確認されます。
背骨は小さな骨が沢山ならんで出来ておりその骨の間で衝撃吸収の役割を果たしているのが椎間板です。
椎間板ヘルニアが悪くなると、神経の圧迫が原因で腰の痛みや麻痺などの症状が出て自力で立ち上がることができなくなることもあります。
まとめ
いかがでしたか。
愛犬との散歩の時に何げなくみていたら、いつもの歩き方と違っているように感じる。
そうした場合に気にすべきポイントを簡単にまとめてみました。まだ他のことも考えられると思います。
ちょっと気をつけてあげて、健康的な愛犬の生涯を見守ってあげてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。