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もしもこの世に手袋というものがなかったらどうでしょうか。

熱い時、寒い時、汚れる時、摩擦がある時、消毒する時、宇宙にでた時など。

火傷や裂傷、怪我などから両手を守ってくれる手袋のことについてまとめてみました。

 

高熱の中

溶鉱炉での作業

溶鉱炉を簡単に申しますと、大きな釜の中に鉄鉱石とコークスを入れて火をつけて空気を送り燃やします。そうすると釜の中が高温となり、鉄鉱石の中に混ざっていた鉄の成分が溶けだし釜の底に鉄として溜まります。

釜の底に溜まった鉄を釜の横から流して鉄の塊を作ります。この時におこなう作業に使用します。

温度:1000℃超え

火傷防止

 

鋳造作業

鋳造というのは簡単に申しますと、鋳型という箱の中に品物の形をした空洞を作ります。その鋳型の上から空洞の中に溶鉱炉で溶かした鉄を注ぐ、そして冷却します。鋳型を壊すと品物の形をした鉄が残ります。

温度:1000℃超え

火傷防止

 

溶接作業

溶接とは、金属である鉄と鉄を突き合わせた所に溶接棒というもので大きな電流を流し火花(アーク)を散らします。すると高熱がでます。高熱により鉄と鉄が溶け出して混ざり冷えると繋がってしまうというものです。つなげる金属は、鉄の他に、アルミニウム、ステンレス他があります。

温度:1000℃超え

火傷防止、感電防止

溶接の種類は、上記のアーク溶接だけではありません。ろう付けなどもあります。

 

バーベキュー

これは説明をするまでもなく野外でおこなう焼肉のことですね。お肉を食べれるようにするまでの準備が大変だと思いますが、仲間たちで食べるひとときはすばらしいものがあります。

温度:100℃超え

火傷防止

 

熱湯をつかう

熱いお湯と言えば思い浮かぶのは料理の時です。煮立ったお湯を別のお鍋に移すときとか、移動させる時など。手袋は無くてはならないアイテムですね。

温度:100℃

火傷防止

 

鍋料理

冬場になってくると食卓に必ずあがってくるのがこの鍋料理です。予め事前にガスコンロなどで作成します。熱くなっている鍋を両手で抱えるときに手袋をつかいまして、テーブルの上の鍋敷きに鍋を置きます。

温度:100℃

火傷防止

 

揚げ物

子供達はたいていの場合、若鶏の唐揚げが好きですね。揚げ物する時には油が飛んだりして火傷をする場合があります。

温度:180℃超え

火傷防止

 

害虫との戦い

害虫駆除の時には、首周りを覆う網の帽子、同様に腕から先の肌が露出しやすい場所には必ず防御のための手先から肘くらいまでの長さの手袋をつけます。スキマができないようにしないといけません。

 

スズメバチ捕獲

虫さされ防止

ミツバチ

ミツバチは殆ど刺さないということを聞いています。わたしが小学生の頃に指かどこかを刺されてチクッとした記憶があります。

 

常温作業

普段の生活の中で手袋を使用するということです。

食器洗い

肌荒れ防止

 

大物釣り

カジキとか大きな魚を釣る場合には、魚との釣り糸の綱引きが始まります。どちらが先に疲れるか我慢比べです。その時にテグスを素手で持つと魚に持っていかれた時に握った手の中でテグスが出ていき手の中を切ってしまうことがあります。この時には手袋をして手の中や指を切らない、摩擦で火傷しないようにします。

テグスでの火傷防止、滑り防止

 

低温作業

牛肉・豚肉、魚などを積んだ冷凍船やコンテナから荷出しする時に使います。

冷凍庫内作業

凍傷、低温火傷防止

冷凍魚解体

凍傷、低温火傷防止

 

消毒する時

病原菌が入り込んだら困るところでは、徹底して、体全体と手の消毒をやります。

この消毒液に対してアレルギーをもつ方もおられるそうです。アレルギーがある看護師の方にとってはこの手袋は大助かりですね。

食品加工する時

食中毒、感染防止

病院での検査、手術

感染防止、

 

油関係作業

油関係とは殆どが廃油ですね。タンカーなどが座礁して流れ出した廃油を汲み上げたり、車のエンジンオイルの交換の時にでる廃油などは直接手で触ると荒れてしまったりするので手袋を着用したら良いでしょう。油に強い手袋があります。

車エンジンオイル廃油

汚れ防止

宇宙に行った時

宇宙に行った時といえば、宇宙服です。手袋も宇宙服の一部なのでしょうか。絶対の密閉が確保されてなければなりません。どこかの角っこにひっかっても破れないようなものでなければなりません。地球上では考えられない使用環境なのですからそれは大変な苦労があって宇宙服は開発されたのです。

 

まとめ

いかがでしたか。

手袋と言っても使う場所は作業内容によってもいろいろあることがわかりました。

すこし見直してみることで身を守るという安全に対する認識が高まったのではないかと存じます。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。