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カメムシの写真【photoAC】

「カメムシ」が異常に増えていることを知って、どのようにしてカメムシを除去できるか?を調べました。

カメムシを見かけたら、匂いが出る前に取り除くことが大切です。 大量のカメムシ発生の場合、冷凍殺虫剤で凍結させます。 少量の場合は、ペットボトルで作ったカメムシトラップを使って取り除きます。この時に潰さないように注意してください。

手にカメムシの匂いが付着した場合は、オリーブオイルや食器用洗剤で手を洗います。 洗濯物にカメムシの匂いが付いた場合は、界面活性剤が入った洗剤で洗濯。もしくは、スチームアイロンで熱処理すると良いでしょう。

記事内容

  • カメムシとは?
  • カメムシが大量発生する理由
  • カメムシ予防対策|室内への侵入を防ぐ4つの方法
  • カメムシを駆除する方法
  • カメムシ駆除でやってはいけないNGなこと
  • カメムシの悪臭がついたときの対応法

カメムシとは?

カメムシは、昆虫の一群であり、その中にはカメムシ目やカメムシ亜目に分類されるものが含まれます。彼らは刺激を受けると、強烈な臭いを発する特性があります。この臭いから、「屁こき虫」や「ヘッピリムシ」といった俗称で呼ばれることもあります。

彼らは光を好むため、夜になると街灯や玄関灯などに集まり、時には人間と一緒に家の中に入り込むこともあります。

国内では、クサギカメムシ、スコットカメムシ、マルカメムシ、アオクサカメムシなどの90種以上が確認されています。

カメムシの特徴

  • 形状は頭部が三角形で、前胸部が左右に広がり、後ろに向かって細くなる五角形です。この姿形から「亀の甲羅」と呼ばれます。
  • 口はストロー状で、植物の茎や葉、果実の汁を吸います。一部は昆虫の体液を摂取する肉食性です。
  • 悪臭を発する臭腺を持ち、これは捕食者から身を守るための防御手段です。
  • 卵は円筒形で片端に蓋があります。幼虫は成虫とほぼ同じ形で、完全変態ではありません。
  • 世界には約2万5000種が存在し、日本国内には約1300種が確認されています。

カメムシには農作物に被害を与える種もいますが、人間には直接害を及ぼさない種もたくさんいます。臭いが強いため、一般に嫌われがちですが、必ずしも有害とは限りません。

自分の臭いでショック死する残念なカメムシ

カメムシは、攻撃などの刺激を感じると、自己防衛のために強烈な臭いを発します。この臭いは、時には周囲にまで影響を与え、驚くほどの効果を持ちます。刺激を受けると、カメムシは中脚と後脚の間の臭腺から臭いを放出します。

その強烈な臭いの原因は、主に「トランス-2-ヘキセナール」という成分です。これは草や葉にも含まれる成分で、特有の青臭い匂いがあります。

カメムシが好きなもの

カメムシは次のものを好んで摂取します。

  • 植物の汁:茎や葉、果実の汁をストロー状の口器で吸い取ります。
  • 花の蜜
  • 果物の汁:特に桃や梅、マメ科の植物の汁を好む。
  • 樹木の汁:ブナ、シラカンバ、タラノキなどの樹木の汁を吸う。

一部の種は肉食性で、他の昆虫の体液を摂取することもあります。

カメムシは植物の汁を摂取するため、農作物に被害をもたらす害虫と見なされることがあります。しかし、人間に直接害を与えない種も多く存在します。

彼らは臭いが強いため、しばしば忌み嫌われますが、すべてのカメムシが有害というわけではありません。実際、ほとんどは人間にとって無害な「ただのカメムシ」です。

農作物や草花が大好き


カメムシの好物や行動について知っておくことは重要です。特に農作物は彼らの被害を受けやすいので、注意深く観察し、発見したら駆除しましょう。

カメムシは様々な植物を好みます。農作物から草花、庭木まで、彼らの好むものは多岐にわたります。自宅周辺に畑がある場合や、家庭菜園をしている場合は、カメムシの発生が予想されるので注意が必要です。

白い洗濯物が好き

彼らは温かい場所を好む傾向があります。洗濯物を日干しする際は、カメムシにとって好都合な温度になるので注意が必要です。また、白色の洗濯物も彼らの興味を引きます。白いTシャツやタオルを外に干す場合は、カメムシに注意が必要です。彼らは集団で行動するため、洗濯物に多数つくこともありますので、取り込む際には十分に注意しましょう。

カメムシが大量発生する理由

大量のカメムシが出現する主な原因は次のとおりです。

  1. 木の実の豊作
    カメムシはスギやヒノキの実を好んで摂取します。前の年にこれらの木の実が豊作だったため、カメムシの数が増加しました。
  2. 暖かい冬
    暖かい冬のため、越冬したカメムシの数が増えました。通常よりも多くのカメムシが春を迎えることができました。
  3. 餌を求めての移動
    冬を越したカメムシは春になると空腹になり、餌を求めて積極的に移動します。そのため、都市部でもよく目撃されます。
  4. 光に集まる習性
    カメムシは夜になると光に集まる傾向があります。都市部の明かりに誘われて集まってきます。

これらの要因が重なり、カメムシが大量発生する原因となっています。
これにより、農作物への被害が懸念され、各地で警戒が呼びかけられています。

カメムシは畑を荒らす害虫

カメムシは農作物に大きな損害をもたらす主要な害虫の一種です。その影響は以下のように表れます

  • カメムシは口器を植物の茎や葉、果実に刺し込み、汁を吸収します。これにより、植物の組織が破壊されます。
  • 果実が被害を受けると、吸汁された箇所がスポンジ状に変形します。
  • 新芽や花が吸汁されると、生育不良や奇形になることがあります。
  • 豆類の場合、さやが吸汁されると実の品質が低下します。
  • 被害を受けた作物は異臭が発生し、商品価値が下がる可能性があります。

カメムシには次のような生態的特徴があります:

  • 日本国内には約1000種以上のカメムシが生息しています。
  • 秋になると家屋内に飛来し、接触すると強烈な悪臭を放ちます。
  • 年に1〜3回、成虫は落ち葉の下などで越冬します。
  • 卵は植物の葉の裏側に産み付けられることがよくあります。

このように、カメムシは農作物に直接的な被害を与える重要な害虫であり、発生源対策や薬剤散布などの対策が必要とされています。

【9月〜11月は注意】カメムシは秋に集団移動する

カメムシは秋に集団で移動することがあります。その理由は以下の通りです。

カメムシが秋に集団移動する理由

  1. 越冬場所を探す移動
    気温が下がり始める秋になると、カメムシは冬を越す場所を探して移動を始めます。落ち葉や樹木の隙間、家屋の隙間など、暖かくて安全な場所を求めて、集団で移動します。
  2. 餌を求める移動
    秋は樹木の実が熟す時期で、カメムシの主な餌となります。実が豊富な場所に移動して、餌を求めることがあります。
  3. 光に集まる習性
    カメムシは夜になると光に引き寄せられます。街灯や家の明かりに大量に集まることがあります。
  4. 発生源からの離散
    カメムシは春から夏にかけて繁殖し、秋になると発生源から離れて移動します。そのため、秋に目撃される機会が増えます。

このように、カメムシは秋の気候変化や生態的特性により、集団での大移動を行います。そのため、農作物への被害が懸念され、各地で注意が呼びかけられています。

カメムシ予防対策|室内への侵入を防ぐ4つの方法

カメムシはわずか2mmの隙間でも侵入可能だと言われています。以下のポイントは特に注意が必要です。

侵入されやすい場所

  • 網戸やサッシのすき間
  • エアコンの排水ホース
  • 換気口
  • 洗濯物を干している場所

カメムシの侵入を防ぐには、さまざまな対策が必要です。4月から10月の期間中、できるだけ多くの対策を講じましょう。

除草する

カメムシは植物を好む生物です。特に雑草の生えている場所が好ましく、自宅の庭や菜園には頻繁に雑草取りをすることが重要です。そのような対策をとらないと、彼らの増殖を招くことになります。彼らが卵を産み付けられなければ、数が増えることはありません。また、雑草を取り除いた後は、その草をきちんと片付けることも大切です。放置すると、カメムシがそこに集まってくるかもしれませんので、気をつけましょう。

網戸や窓サッシ、エアコンのドレンホースなどの隙間をなくす

無自覚のまま、室内に虫が入ってこないよう、窓や網戸の隙間を確認しましょう。わずか2mmのすき間でもカメムシは入り込めます。隙間は隙間テープなどでしっかりと塞ぎましょう。ホームセンターや100円ショップで手に入ります。また、エアコンのドレンホースもカメムシの侵入経路になり得ますので、こちらも注意が必要です。

カメムシの嫌うハッカ油を窓に吹き掛ける

ミントの香りはカメムシにとって不快です。網戸や窓にスプレーボトルでハッカ油と水を吹きかけると、効果的な忌避剤(キヒザイ)となります。ハッカ油はドラッグストアで手に入りますし、自然由来であり、他の害虫にも効果的です。

用意するもの

  • ハッカ油:20滴
  • 水:90ml

ボトルにハッカ油と水を入れ、よく振って混ぜ合わせます。

※ハッカ油はプラスチックを劣化させる可能性があるため、プラスチック製品に使用することは控えた方が賢明です。ガラス製のスプレーボトルを使用してください。

人に使用する場合は、無水エタノール10mlを加えてください。

防虫剤の散布をする

外壁や内壁、窓、玄関に、防虫剤や防虫剤が含まれた殺虫剤をスプレーしています。効果は1週間から2ヶ月続きます。

防虫剤と防虫剤入り殺虫剤のおすすめ:虫こないアース 玄関灯・外壁に

光に引き寄せられる虫を避けるために、玄関や外壁に使用することができる防虫スプレーです。1回の使用で、4ヶ月間虫を寄せ付けません。効果のある害虫は、カメムシの他にガ、羽アリ、アブ、ハチ、チョウバエなど様々です。

おすすめ防虫剤&防虫剤入り殺虫剤:ムシクリン カメムシ用エアゾール

これは、室内で利用可能なカメムシ用の殺虫剤です。革新的な新成分であるスミフリーズを含んでおり、悪臭が発生する前に迅速に排除できます。外壁や窓枠に散布すると、カメムシの侵入を1〜2週間防ぐ効果も期待できます。

おすすめ防虫剤&防虫剤入り殺虫剤:カメムシいやよ~

こちらは、カメムシが近づかないようにするための忌避剤(キヒザイ)です。小袋を特定の場所に掛けることで、カメムシの出没を防げます。効果は2ヶ月間続き、手軽に使えるので、カメムシ対策に便利です。

カメムシを駆除する方法

カメムシを排除する効果的な手法は以下のとおりです。

物理的な排除手法

  • ペットボトルを使用したトラップ
    ペットボトルの上部を切り取り、逆さまに置いてトラップを作ります。カメムシが中に入ると出られなくなります。
  • 粘着テープやシートの利用
    通路に貼るとカメムシを捕らえることができます。
  • 簡易トラップとしての牛乳パック
    牛乳パックの上部を切り取り、中に落ちやすくします。

これらの手法は、カメムシを刺激せずに捕獲できる利点がありますが、処理には手間がかかります。

化学的な排除手法

  • 殺虫剤の散布
    カメムシに有効な殺虫剤を農作物や生息地にまくことで排除します。
  • 忌避剤(キヒザイ)の利用
    ハッカ油やミントなど、カメムシが嫌がる植物を使用します。

その他の対策

  • 定期的な雑草取り
    カメムシの発生源である雑草を定期的に取り除きます。
  • 防虫ネットや寒冷紗の使用
    農作物にかけてカメムシの接近を物理的に防ぎます。
  • 凍結スプレーの利用
    カメムシに直接スプレーして凍結させます。

カメムシの種類や発生状況に応じて、これらの手法を組み合わせて対策することが重要です。掃除機の使用は避けましょう。

手作りカメムシ捕獲器(ホカクキ)で駆除

カメムシを捕獲する方法の紹介です。カメムシは “下に逃げる習性” があるので、これを利用した捕獲器(ホカクキ)を作ります。

まずは、空のペットボトルを使用します。

カメムシ捕獲器(ホカクキ)を作る手順

必要なもの:

  • 空のペットボトル
  • テープ
  • カッター

手順:

  1. ペットボトルを上から約1/3の位置で切ります。
  2. 切り口をひっくり返し、残りの2/3にはめ込みます。
  3. 固定するためにテープで貼ります。

カメムシを見つけたら、捕獲器(ホカクキ)をカメムシの下にそっと忍ばせます。カメムシは下に逃げる習性があるため、容器の中に吸い込まれるように入っていきます。

カメムシが容器の底まで落ちたら心配ありません。捕獲し終えたら、ラップで密封して臭いが漏れないようにします。

捕獲したカメムシは、外に逃がすか、またはその場で駆除します。駆除する場合は、ペットボトルの中に台所用の中性洗剤を入れると効果的です。

凍結殺虫剤で駆除

ペットボトルを利用したカメムシ捕獲器(ホカクキ)は、大量のカメムシを除去するのに適していません。カメムシを大群で見つけた場合は殺虫剤を使った方が効果的です。また、凍結タイプの殺虫スプレーは、殺虫成分が含まれないのでカメムシが悪臭を放つ前に瞬時に凍結することができ、その動きを停止させることができます。

  • おすすめのカメムシ殺虫剤:凍らすジェット冷凍殺虫
  • おすすめのカメムシ殺虫剤:カメムシコロリ

カメムシ駆除でやってはいけないなこと

カメムシは他の昆虫と違い、嫌な臭いを発するため、注意して取り除く必要があります。取り除いたとしても、その臭いが残らないように慎重に行動する必要があります。臭いがつくと取り除くのが難しくなるので、手間がかかります。

いけないこと①:カメムシを掃除機で吸い取る

掃除機でカメムシを吸い込むと、不快な臭いが発生することがあります。その臭いが掃除機の排気から漂うかもしれません。そのため、カメムシを掃除機で吸い取ることは避けた方が良いでしょう。

いけないこと②:カメムシを叩く・潰す

カメムシは叩かれると不快な臭いを発します。手で叩いても、その臭いが壁や床に残るため、叩くことは避けましょう。素手で叩くと、その臭いが手に付着します。更に、その手で目などに触れると炎症を引き起こす可能性があります。さらに、カメムシの臭いは普通のハンドソープでは取り除きにくいです。家の中で虫を見つけたときに反射的に叩きがちですが、カメムシは叩かないようにしましょう。

カメムシの悪臭がついたときの対応法

「不快な臭いが漂っている…」その場合には、次の方法で対処します。

①手に悪臭がついてしまった場合

カメムシの悪臭を消す方法として、ハンドソープの代わりにオイルや食器用洗剤を使用することがおすすめです。

オリーブオイルを使用する

オリーブオイルが有効です。カメムシの悪臭は水で落とせないが、油に溶ける性質があるため、オリーブオイルを使用することが効果的です。数滴のオリーブオイルを手に垂らし、こすり洗いした後、石鹸やハンドソープで洗い流してください。同様に、クレンジングオイルも効果的です。

食器用洗剤を使用する

カメムシの臭いは、界面活性剤を使用して取り除くことができます。食器用洗剤にはその成分が含まれているため、効果的に臭いを消すことができます。食器用洗剤で手を洗った後は、ハンドソープや石鹸で追加の洗浄を行いましょう。

②洗濯物に悪臭がついた場合

カメムシの臭いが洗濯物についてしまった場合、特定の手段を使って取り除くことができます。

界面活性剤入りの洗剤で洗濯する

  1. 特別な洗剤を使用する
    洗濯する際に、特殊な洗剤を使って臭いを除去することができます。この洗剤には特殊な成分が含まれており、カメムシの臭いを効果的に消します。

スチームアイロンの熱を利用する

  1. スチームアイロンを利用する

カメムシの臭いの成分は揮発性のため、熱を加えることで消えやすくなります。スチームアイロンを使って洗濯物をアイロンすることで、臭いを軽減することができます。もしスチームアイロンがない場合は、ドライヤーの熱を利用することもできます。

日光に当てて日干しする

  1. 日光に当てて日干しする
    天気の良い日には、洗濯物を日光に当てて干すことで、臭いを軽減することができます。日光に当てることで、臭いの成分が揮発して消えやすくなります。

【総括】大量のカメムシ発生対策に効果的な駆除・侵入防止・悪臭対処法

記事内容

  • カメムシとは?
  • カメムシが大量発生する理由
  • カメムシ予防対策|室内への侵入を防ぐ4つの方法
  • カメムシを駆除する方法
  • カメムシ駆除でやってはいけないNGなこと
  • カメムシの悪臭がついたときの対応法