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仕事が忙しく、連日遅くまで残ってこなしていた。

事務作業なので、肉体的な辛さはあまり感じられなかったのですが、

気がつけば昼の休憩から夕方暗くなるまでの時間は殆ど休憩なしだった。

 

同じ姿勢

ぶっ続けで椅子に座って作業を続けていると時間がいつのまにか過ぎてしまっている。

この間は、ずっと同じ姿勢のままである。

パソコンを使用するので、両手は机に肘を着いて保持しキーボードを打てるように両手をうかして、カタカタと入力を継続している状態。

時折、疲れたら背伸びをしたり、あくびをしたりはするが、椅子から立ち上がって歩くようなことはしない。歩くのは、トイレにいくときぐらいである。

 

長時間

このように、椅子に腰掛けて上体は前傾姿勢であり、首が前に垂れ下がった状態を保っている。

いわゆる、「スマホ首」のような状態になっている。

 

休憩なし

長時間のパソコン作業は、目に与える影響もあるので、一時間に10分位は休憩をとり、目を休ませる指導がされているが、実際には時間の経過が早いのでまったく休憩することがないのが常であった。

 

自宅での違和感

こんな状態が何日か続いた。

夜に帰宅して、夕食をすまし、机の椅子に座ってパソコンを開きネットサーフィンを少し楽しんだあと、椅子から立ち上がろうとした瞬間、

なにか「ピキッ」とヘソの反対側の背中に痛みを感じた。このまま立つとやばいことになる。と感じたので、ひと呼吸おいてから、状態を前かがみから起こした状態にして、腰に負担がかからないようにしてゆっくりと立ち上がった。

なので、事なきを得た。

この違和感を感じた後に「ぎっくり腰」を以前経験したことがあったので、対応できたと思う。

何も知らなければ、そのまま椅子から立ち上がって、背骨が前側にずれていってしまい、最悪は「ぎっくり腰」を誘発することになったのかもしれない。

 

翌朝布団から起きれない

次の朝のことである。

いつもの時間に布団から起きようとすると、・・・起きれない。

力が入らない。 無理に動こうとすると、ものすごく痛い。しばらくして油汗がでてきた。

こんなのははじめてだった。何かの動きの後でのことならば今までも経験したことであるから解るのであるけれど、朝になって起きようとしたら、起床しようとしたら起きれない状況って。

信じられなかった。まさか、こんなことになろうとは。昨夜はどうもなかったのに。

あの「ピキッ」という嫌な背中の感触がよみがえってきた。

これか、この原因は。でも、そんなに大したことはなかったように思ったのだが。

 

腰を固定して出勤

こんな状態になっても仕事を休むわけにはいかない時期だったので、何とかしなければならない。

あいにく、痛み止めも何にもない。

仕方ないので、以前腰痛の時に腰の固定用として使った、さらしを持ち出してきて、それを腰にぐるぐる巻に巻き込んだ。さらしの巻き方はわかってはいたが、時折発する痛みと戦いながら何とか巻き終わった。

「ギックリ腰」の経験者であれば御存知であろうけれど、とにかく立ってはいられないのだ。

なにかを手でつかんで、または支えていないと、腰に痛みが走る。お腹を膨らまして腹筋に力を入れることで少しだけ痛みがましになるけれども。これはどうにもできない。足のスネなら打撲してもその時だけの強烈な痛さであるが、しばらくするとなくなってくれる。だが、この「ぎっくり腰」だけは、動けない。動こうとしても動けない。

まっすぐに立つことができない。大変なことなのでる。

 

痛みが和らぐ

一週間も続いただろうか。

だんだんと痛さが和らいできた。しかし、まだ油断はできない。いつ再発するか分からないのだから。

日常の生活に支障なく動けることができるようになってきた。すこし、動くには不安があったけれど。

ここまで痛みが引いてきたので、腰痛体操を実施することにした。

 

背骨を真ん中に

腰痛体操といってもそんなに難しいことではないです。

わたしが経験したギックリ腰の場合ですが、背骨が前に滑ってずれた時に神経にあたり痛みがでたのだと推測します。なぜなら、長時間前傾姿勢で座っていたからです。

骨盤の仙骨から積み木みたいに積み上がっている背骨の上下の関係が前後にずれてしまった。というのが原因のようです。素人の見解ですので、たぶんそうであろうと推測するだけですけれど。

それで、その積み木の位置を腰の回転運動で左右前後にぐるぐる廻してやって真ん中の元の場所にもどしてやろうというわけです。

わたしは実際にこの運動をやってみて効果を確認しております。時折腰痛がでた時などにこの体操を行って腰痛を軽減しています。

 

腰痛体操のやり方

  1. 両足を肩幅より自分の足幅くらい広めに立つ。直立に立つ。
  2. 膝をまっすぐに伸ばしたままにしておく。
  3. 両手は、親指を後側になるようにして、腰の横のでっぱり付近に添える。
  4. 基本的に、この状態を保つようにする。恥骨の真下が両足の真ん中になるようにする。膝は伸ばしたまま。
  5. 両足の真ん中をコンパスの中心にして、両足までの距離の真円をイメージします。
  6. イメージした真円を、腰でなぞるようにして右回りに20回ゆっくりと廻します。状態はなるべく腰の上に直立で乗っているイメージです。
  7. ゆっくりと廻しだすと、ピクッと引っかかるところがあるかもしれません。その時は無理をしないで腰を小さく廻します。20回右回りに廻したら止めます。
  8. 次は、右回りと同じ要領で、左回りに20回ゆっくり廻します。ここでもピクッと引っかかる時がある場合は、腰を小さく廻します。(ピクッとしない所で廻していきます。)
  9. 右回りに20回と、左回りを20回で1セットとして、3セット行います。
  10. 何回かやっていると、ピキッと引っかかるところが薄れてきますので、だんだんと真円に近づけていって下さい。
  11. ピキッと引っかかるところが真円よりも少し大きく腰を廻しても無くなってきたら終了です。
  12. この体操は、いつでもできますので、一日のうちに何回か行うとより効果的です。

 

腹筋・背筋を鍛える

腰痛が軽減し、痛みがなくなってきたら、腹筋と背筋を鍛えることを計画し、実践しましょう。

 

まとめ

いかがでしたか。

「ぎっくり腰」になったらもう何もできなくなってしまいますね。

本記事では、やってみたら治ったという経験を紹介しました。

「ぎっくり腰」が軽減できるかどうかの保証・責任はとれませんが、良かったら試してみてください。

 

注意)

本記事内容は、個人の経験に基づいた内容ですので、必ず治ることを保証するものではありません。個人の責任において実施して下さい。