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床屋(散髪)さんで髪の毛を散髪して貰う時には気がつけば結構な世間話をしている。

 

近所の床屋さんにはたいてい3ヶ月に1度の割合で訪れる。現在は新型コロナウイルスの影響で自粛状態。この状態が落ち着いたらこれまで通り行ってみようと思っている。

 

自粛の間に考えてみたら床屋さんで散髪をして貰っている時の感覚は殆どない。散髪でのストレスを感じたことはなかった。にこやかに話しながらも手際よく散髪の作業が進んでいる。

 

新型コロナウイルスのおかげで床屋さんでの「世間話」のことについて考えてみた。

どうしてこんなに話が続くのだろうか? うまいのだろうか?

 

床屋さんの話好きは「そういえば」でつながるたくさんの話題がポイント

 

床屋さんに定期的に行くようになると常連客として優遇される。常連客になれば、いろんな「世間話」のサービスが受けられることになる、と思っている。

 

優遇される「世間話」というのは、前回から今日までに発生した新しい情報・話題を提供してくれて話し相手になってくれる。つまり「世間話」ができるということである。それも、散髪中のことなのでお互いに顔を見ながら話をすることは殆どないので気分的には楽である。

 

どういう風に話をしているのだろうか。

 

一つの話がしばらく続くと散髪をしながら少し間が開いて、「そういえば」ではじまって違う話題に移る場合が多いことに気がついた。「そういえば」というと今の話題から気になる違う話題のことを思い出したので、その話題に移っていくことを感じさせる。

 

これは、「そういえば何々」ということをひとつの話題を切り替えとして使っていらっしゃる。

 

話題を変える時の常套手段だと思う。 私たちもよく使っているのである。

 

話をするときに関連する違うことが連想されて「そういえば」あの話はどうなったのかなぁとかね。

 

常連客の場合は前回から今回についての変更点とか、気になっていることを、その情報を話してくれる。

 

床屋さんの話好きは地域に密着した話題が多い

 

話の中心となるのはその地域に密着したような話題がほとんどになる。

 

その散髪屋に行くのはその地域の人達だけが行くのであるから地域密集型になってしまうのだろう。

 

だからその地域の情報通と言ってもいいぐらいである。と思っている。

 

床屋さんの話好きは週刊誌の話題からも広がる

 

地域に密着はしているもののテレビのニュースとかラジオのニュースそれから週刊誌に載ってるような最新の情報なども取り入れていらっしゃるようだ。

 

世間話の話題性と言うか話題を取り入れて話がとぎれないようにしているわけだ。

 

お客さんとの話の中でもそういう知らない情報をお客さんから聞いて一つの情報話題として取り込んでいるので結構な話題を持っていらっしゃる。どんどんと話題が蓄積されていく。

 

地域に密着していることと最新の情報をテレビは情報週刊誌それから新しいお客から聞いたりしてますます情報は散髪屋の主人に集まって行く。

 

床屋さんの話好きはお客に合わせて話題を変える

 

すごいと思わせるのは多種多様の情報を取り込んでいることである。

 

この情報をお客様によって使い分けて話ができるような状態に持っていく。つまり、どんなお客さんとでも世間話ができるようになっている。

 

お客さんとしてはいろんな情報を知ることができるし散髪もできるので時間を忘れることができる。

唯一の楽しみになるのかも知れない。

 

もちろん話があまり好きでない人には喋りかけることはしない。最低限度で話しするようにしているようだ。

 

なんにしてもお客様商売であるのでお客様を退屈にさせない。世間話ができる場としてのコミュニティを作っているようにも感じる。

 

床屋さんの話好きは「そういえば」でつながるたくさんの話題がポイントーまとめ

 

髪の毛を散髪している時間は40分から60分位であろうか。

 

そして、居心地がよい話をしてくれるので散発されている間のストレスをなくしてくれるのがいい。

 

頭髪はスッキリするし、ちょっとした世間話でストレス解消もできるとなれば、また行きたくもなるというもの。

 

人気の散髪屋さんは、お客に対しての散髪のテクニックよりは世間話がうまくできていること。これがお客にとっての利益となり、散髪屋にとっては、お客が喜んで代金を払ってくれるので利益となる。

 

まさに、店主とお客のWin-Winの良い関係が出来上がっているように感じた。