もうすぐ「子供の日」がやってきます。
「子供の日」には、子供達が元気ですくすくと健康に育ってくれるように鯉のぼりを上げてお祝いをします。
毎年恒例の行事なので何となく行っていますが、いったいこの「鯉のぼり」をあげる習慣はいつから始まったのでしょうか。
なぜ、始まったのでしょうか。
そして、鯉のぼりをあげておく期間はどのくらいが良いのでしょうか。
本記事はこのような疑問にお答えします。
鯉のぼりはいつから始まった|流す時期や始まった意味のポイント3点
ポイント1:いつから始まった
- 江戸時代の頃、低い身分とされていた商人から始まった
ポイント2:なぜ始まった
- 江戸時代の商人は経済力はありながら低い身分であったことが背景にあり
- 当時吹き流しであったものを商人が豪華に飾ることで対抗していったのが始まり
ポイント3:いつからいつまで
- 「鯉のぼり」は、4月中旬頃からはじまり「子供の日」が終わるまでのあいだ
鯉のぼりはいつから始まった|流す時期や始まった意味のステップ3
ステップ1:いつから始まったのか
鯉のぼりのはじまり
鯉のぼりはゆとりのある一般大衆の家庭で江戸時代中期にスタートした慣習でした。
始めたころは鯉の柄(がら)じゃなく、簡単な吹き流しを流していました。
端午(たんご)の節句(せっく)は厄払い(やくばらい)として
菖蒲(しょうぶ)の花を使用することから、「菖蒲の節句」と言われていて
武家では「菖蒲」を「尚武(しょうぶ)」となぞらえていて、男の子のいい地位、
高い官職につけることや戦場での運命が終わりなく続くことを祈る意義のある
年中行事であったのです。
ステップ2:なぜ始まったのか
そしてこの頃、商売をする人達は経済力はあるにもかかわらず、
当時の世の中では低い身分の位置づけでありました。
かような環境であったので、武士に負けないように高級な武具の模造品をかざり、
はなやかな吹き流しを華々しく装飾(そうしょく)するようになりました。
後になって吹き流しを装飾するだけでは物足りなくなり一部分の家庭で「竜門」の故事に
因んで吹き流しに鯉の絵を載せるようになったのです。
このことが進歩し現在の魚の形をした鯉のぼりとなったのです。
ステップ3:鯉のぼりを出す時期としまう時期
鯉のぼりを出す時期は、春のお彼岸(春分の日)が明けてから4月中旬頃に
だすのが一般的のようです。 4月の29日までには出しておくのがよいでしょうね。
鯉のぼりをしまう時期は、5月5日(端午の節句)が終わればしまうのがいいでしょう。
鯉のぼりはいつから始まった|流す時期や始まった意味のポイント3点ーまとめ
いかがでしたか。
「鯉のぼり」の3つの疑問について、注目ポイントと内容のステップについて
- ポイント1:いつから始まった
- ポイント2:なぜ始まった
- ポイント3:いつからいつまで
- ステップ1:いつから始まったのか
- ステップ2:なぜ始まったのか
- ステップ3:鯉のぼりを出す時期としまう時期
をお伝えしました。
子供達が健やかに元気で成長してくれますよう、今年も「鯉のぼり」をあげましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。