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自転車前かごお花

お子さんが成長してくると、「自転車に乗りたい」と言っていませんか。

子供さんの体格に合った自転車を選び手にいれ補助輪をつけて練習を始めます。

ハンドル操作やペダルこぎに慣れてきたら自転車だけで乗れるよう補助輪を外す時期です。

そこで今回は、

  • 補助輪なしは、何歳位から?
  • 補助輪なし練習方法は?
  • 自転車に大切なバランスをとれるようにするには?

について紹介します。

自転車の補助輪なしの練習は何歳位から始める?

一般的には、小学校に入学する前後の5歳、6歳、7歳の年齢になっています。

練習するときには、ハンドルを動かす力や、倒れる時の衝撃、倒れた自転車を起こす、ブレーキハンドルを握る、ペダルをこぎつづけるなどの操作とか運動がありますので、ある程度の体力も必要になります。

文末に紹介する補助輪を使わない自転車練習アイテムで練習する方法もありますので参考にしてください。

自転車の補助輪なしの練習方法とは?

練習を始めるまえのチェックポイント

体格と自転車が合っているかどうか!

年齢  身長        自転車(車輪の直径)


3歳      (90cm~100cm) 14インチ
4~5歳    (95cm~110cm)    16インチ
6歳         (105cm~115cm)  18インチ
7歳         (121cm〜122cm)   20インチ

注)参考値です。実際にお子さんと一緒にサイクルショップ等で確認してください。

けがをしない工夫

頭部 :ヘルメットを着用
肘や膝:サポーターをつける
指や手:手袋(てぶくろ)をはめる
足  :運動用くつをはく
その他:ころんだ時にすりむかないような服装など。

バランス感覚がとても大切なので気長に見てやりましょう。

バランスをとれるようにするには

自転車に乗った時の左右の傾きを調整するのがバランスをとるといいます。

自転車の左右の傾きがなくまっすぐに立っていればバランスがとれて倒れません。

ハンドル操作でバランスがとれるように練習するやり方

ゆるやかな坂を利用する

後ろから自転車を持って押してあげる

自転車のペダルをはずして両足でけって練習

「コケかた」または「倒れ方」を練習する。

自転車に乗ったことはあっても、なかってもコケることは怖いものです。

安全のためにも、まず「コケかた」、「倒れ方」を経験し覚えることが大切です。

そうすることでケガも少なく、自転車への恐怖心をなくすことができます。

親御さんも安心して見守ることができます。

やりかた

またがる】 お子さんに自転車にまたがって乗ってもらいます。

支える】 次に親御さんにお子さんの両肩を持って支えるようにします。

ペダルにのせる】 お子さんの右足は右側のペダルに乗せ、左足は左側のペダルに乗せます。

安定する】 親御さんが両肩をもっているので、お子さんは自転車に両足をのせた状態になります。

右側にかたむけ】 親御さんが両肩を持ってお子さんを右側にかたむけてあげます。

お子さんの左足は左ペダルに乗せたままで、右足を右ペダルからはなして地面につきます。

お子さんの左足のでかたがスムーズになるまでやります。

ペダルの位置が、上、下、前、後の4ヶ所の位置で練習します。

左側にかたむけ】 こんどは、親御さんが両肩を持ってお子さんを左側にかたむけてあげます。

練習のしかたは、右側へかたむけた時とおなじです。

ブレーキのかけかたを覚える

ブレーキは、前輪用(ハンドル右側)と後輪用(ハンドル左側)の2つあります。

最初にブレーキ操作を覚えておきましょう。

ブレーキのかけ方は右と左の両ブレーキを同時にかけます。

右も左も同じくらいの強さで良いでしょう。

右ブレーキ(前輪ブレーキ)は、ブレーキの効きは良いのですが、効きすぎると前輪が

スリップしてしまい転倒することがあります。

左ブレーキ(後輪ブレーキ)は、ブレーキの効きは前輪ほどではありませんが、

効きすぎると後輪がスリップしてしまい、おしりが振られる形になって最悪転倒してしまいます。

右足と左足で交互にける

サドルにすわって、最初は右、左、右、左と歩くような感じで自転車を前にすすめます。

歩幅を大きくするとフラつきやすいですから小さな歩幅でチョコチョコから始め慣れてきたら大きくしていきます。

慣れてきたら、片足で蹴った勢いで自転車を走らせてその間は足を浮かせておく。

右足で蹴るしばらく勢いで乗る左足で蹴る、しばらく勢いで乗る

これでバランスをとる感じがわかるようになるでしょう。

片足ができるようになったら、次は両足でやってみましょう。

両足でける

片足ごとに蹴ることができるようになったら、次は両足で蹴ることをやります。

ハンドルでバランスをとることは慣れてきているでしょうから、片足ごとに蹴る時よりは簡単だと思えるでしょう。

両足で蹴って乗れるようになったら、殆ど自転車に乗れている状態です。

なので、さらに乗れるようにしていきましょう。

それの練習方法として、ジグザク運転とか右回り左回りとかの練習をおすすめします。

ジグザグ運転する

文字通り、自転車で右に行ったり、左に行ったりして大きく、小さくジグザグに運転することです。

ジグザグに進みながら、片足で蹴ったり、両足で蹴ったりいろいろと試しながら遊んでみましょう。

まっすぐに進むことは問題なくなってきていると思います。

ジグザグに曲がるときのバランスのとり方が難しいと感じるでしょう。

ハンドルの切り方、体の方向けかた、目線をどこに向けるかなど、やっていくうちにお子さんは習得して上手になっていきます。

ジグザグ運転ができるようになったら、次は円をかくような動きを練習しましょう。

右回り、左回りで大きい円、小さい円をまわる

ジグザグ運転の途中は直線に進んでいました。

右回り、左回り、大きい円や小さい円では直線に進む所がありません。なので曲がり続けることになります。

この練習も右足、左足で交互に蹴る練習と、両足で蹴る練習をやりながらやります。

公園などの広い場所ですと、なにかのまわりを回ってみたりすると面白いと思います。

地面に線を引いて、その線をなぞっていくのも面白いでしょう。

ペダルを回せるようにする

自転車のペダルは、右足側と左足側が反対の場所につくられています。

右足側のペダルが前の時は、左足側のペダルが後ろになり、左足側のペダルが前の時は、右側のペダルが後ろになります。

なので、ペダルを回すには、右足と左足は常に反対方向に力をいれることになります。

右足側ペダルを基準にする

前の時、右足でペダルを踏み込む。

左足はペダルを引き上げる。

下の時、右足でペダルを後側にひく。

左足はペダルを前に押す。

後ろの時、右足でペダルを引き上げる。

左足はペダルを踏み込む。

上の時、右足でペダルを前側におす。

左足はペダルを引き上げる。

左足側ペダルを基準にする

「右足側ペダルを基準にする」の右足と左足が逆になります。

練習方法

最初は、親御さんがお子さんの後ろからハンドルの両端を手のひらで軽く支えてあげます。

お子さんがペダルに足を乗せても倒れないくらいのバランスをとってあげてください。

ペダルをこぎながら前に進んでいくんですが、ペダルをこぐ感じがつかめるまで少し前に押してあげるといいでしょう。

お子さんの目線はどうしてもペダルにいってしまいがちです。そうするとバランスがとりにくい状態になります。前も見えてないので危ないですね。

「前を見て」とか「前みて!、前みて!」とか言いながら止まらないように軽くおしてあげるといいです。

安全な場所の確保

安全な場所の確保は大切です。なるべく、広い場所で行いましょう。

広い場所がない場合は、車が少ない場所とか時間帯とかを選択すること。

地面がコンクリート、アスファルト、土、芝生などがありますが、小石がころがっている場所などでコケて擦りむいた場合はとても痛いですので気をつけてあげてください。

何回も繰り返す

お子さんは覚えることや吸収力がありますから、30分位でも乗れるようになるかもしれません。

乗り出した最初のうちは、運動する際の神経回路ができあがっていません。神経回路を定着させるには何回も繰り返し繰り返して行うことが大切です。

一度覚えてしまえばあとは勝手に乗れるようになりますからお子さんの気持ちが冷めないうちに覚えてしまいましょう。

自転車練習用アイテム

ストライダー

キックバイクと呼ばれ、こども用の自転車。対象年齢は1歳半以上。

ペダルがなく、足でキックすることにより進む。ブレーキがついていないので足で止めることになる。

スポーツタイプとクラシックタイプの2種類がある。

へんしんバイク

ペダルをあとから装着できるバイク。対象年齢は2歳以上。

2つの使い方があり、1つ目は、ペダルを装着しない状態、つまりストライダーみたいな使い方ができること。ただし、ブレーキはついている。

もう1つは、ペダルを装着することにより、子供用の自転車として使うことができる。

キックボード

長手の板の下前後に小さい車輪2つあり、前の車輪にハンドルが直結していて方向変更ができるしくみになっている。長手の板に片足でのり、もう片方の足でキックして前進する。

ハンドルとキックをつかいバランス力を養うことができる。

まとめ

いかがでしたか。

今回は、

  • 補助輪なしは、何歳位から?
  • 補助輪なし練習方法は?
  • 自転車に大切なバランスをとれるようにするには?

について紹介しました。

自転車の練習は親御さんにとって子供成長を感じることもできますし、子供にとっても貴重な時間に違いありませんね。

親子ともども楽しみながら自転車の練習を続けられて下さい。