文章や作文といったものを書き上げる時にはどのようにしていますか。
最初から素晴らしい文章を書こうとしてもできないですね。
まずは、文章を書くには、一行を書き出すことができれば良いのです。
そのやり方を説明します。
どんな文章にするのかをイメージする
いろいろの出来事や思いエピソードなどの中から書きたい内容をとりあげます。
例えば、「自転車に乗れるようになる」ことを説明する文章に書こうとした場合、思いつく文章を一行書きます。
この場合のイメージは、「自転車に乗れるようになるひとつの方法」としましょう。
自転車に乗れる人であれば、すでに乗れるようになっているのですから、何も調べる必要もありません。
まずは、最初の一行目で、「自転車に乗れた時はものすごく嬉しかった」と書いたとします。
文章作成に関連する情報を箇条書きする
- 嬉しかったのは、何かのきっかけで自転車があることを知ったこと。
- お友達の中にはすでにスイスイと乗りこなしている人がいる。いいなあ、と思ったこと。
- 自転車を両親に買って貰った時の嬉しさ。
- 広場や公園に自転車を持っていき、お父さんやお母さん、兄弟、または友達に教えて貰ったこと。
- 教えて貰ったけれど、最初は倒れてばかりで前に進まないこと。ヒザとかスネとかあちこちを擦りむいたこと。
- 絶対に乗れるようになってやる。と思い、毎日、毎日続けていた。夕方暗くなるまで頑張っていたこと。
- 毎日続けていると、段々と自転車にのるコツみたいなのが見えてきたこと。
- ある日のこと、突然乗れるようになったこと。それは、もう歩いたり走ったりする感覚とは別の感覚があることを知ったこと。
などなど、すでに経験をしていることを思い出せばいろいろでてきます。特に強く印象に残ったものはすぐにでてきます。
物語をつくる
自転車を知ってから乗りこなすことができるようになった順番(物語)をいくつかに区切って作ります。
区切ることを「見出しをつける」といいます。
1.自転車を知ったこと。
2.自転車を買って貰ったこと。
3.乗りたい一心で、一生懸命に乗ろうと毎日毎日練習したこと。
4.初めてペダルを漕いで進むことができた時の嬉しさ。
5.読者へのアドバイス(必要であれば)
※物語(ストーリー)をつくること。ここがポイントです。
自分の言葉で一気に書き上げてしまう
見出しができたら、箇条書きで書いておいた内容を参考にしながら、見出しの中に文章を入れ込みます。最初から文章の体裁を気にすると結局なんにも書けなくなってしまいます。
なんでも良いので、自分の言葉でイメージした内容を文章にしてしまいましょう。
書き終わったら声を出して読み上げて確認する
一気に書き上げた文章を声をだして読み上げます。
イメージした文章の内容にそってできているかを確認する。
誤字脱字になってないかを確認する。
文章の引っかかりがないか調べる。
文章の語尾がおかしくないか、読みにくかったりしないか調べる。
接続語の使い方はどうか。文章の流れがおかしくないか調べる。
などの確認を実施していきます。
まとめ
いかがでしたか。
文章を書き上げる為には手順を決め、その通りに書くのがやりやすいと思います。
あまり考えこまずにイメージをつくり手をうごかして文章を作成してしまい、確認するという簡単な手順を紹介しました。文章作りのお役にたてれば幸いです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。