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「もしかして、我が家は犬臭い? なんとなく匂う気がする!」と普段は気にも留めない飼い主さんも、お客を迎える際には「部屋が臭い」と心配になりますよね。愛犬との生活で気になる体臭や口臭、トイレの臭いの原因と、それに対する消臭方法についてご紹介します。

愛犬のにおいの原因

記事内容

におい発生原因の詳細

  1. 体臭 【犬臭さの正体は「体臭」。定期的なシャンプーで清潔に】
    2.口臭【3歳以上の成犬8割が歯周病もしくは歯周病予備軍と云われている】
    3.お尻のにおい
    4.便のにおい【トイレは「したらすぐに片付ける」が基本】
    5.耳のにおい
    6.フードの食べ残しにも注意。オモチャなども時には洗って
    7.特に気温の高い時期にニオイを強く感じる理由

におい発生原因の詳細

1. 体臭 【犬臭さの正体は「体臭」。定期的なシャンプーで清潔に】

「一般的に言われる『犬臭さ』の原因の1つは、犬の体臭です。犬は人とは違い、汗をかくことがありません。これは、人が全身に持つさらさらの汗を分泌する『エクリン腺』が、犬には肉球や鼻先にしか存在しないためです。しかし、犬には全身に広く分布する『アポクリン腺』があります。これが分泌する汗と皮脂が酸化し、雑菌が繁殖することで体臭が生じます。

体臭を予防するためには、健康な犬でも月に一度ほどシャンプーを行い、体を清潔に保ちましょう。シャンプー後は、しっかりとドライヤーで乾かすことが重要です。また、次回のシャンプーまでには、ウェットタオルなどで拭くことも有効です。特に顔周りやお尻周りは、食べかすがつきやすいのでこまめに拭き取りましょう。毎日のブラッシングも、抜け毛や皮膚の汚れを除去するのに役立ちます。」

2.口臭【3歳以上の成犬8割が歯周病もしくは歯周病予備軍と云われている】

犬の口臭が気になる飼い主さんも多いですね。口臭の主な原因は、歯垢や歯石による歯周病です。犬は歯の構造上、歯垢がつきやすく、食べかすは数時間で歯垢になり、数日で歯石に変わります。口臭を防ぐためには、歯みがきを定期的に行い、口内を清潔に保つことが大切です。歯みがきに慣れていないワンちゃんもいるので、徐々に慣れさせることが重要です。歯石が多い場合や歯周病にかかっている場合は、動物病院で治療を受ける必要があります。口の中がきれいでも、口臭が強く感じられる場合は内臓の病気の可能性もあるので、動物病院で相談してください。

3.お尻のにおい

「お尻のにおい」で調べてみたら検索結果がたくさんでてきます。

特に多いのは犬同士のコミュニケーションをとるための行為であるという記事だ。

犬たちにとってのお互いを知る唯一の情報源ということらしい。

スマホとして考えるなら、個体情報が肛門腺からでてくるQRコードであり、犬の嗅覚でスキャンして認識している。こんなイメージだろうか。

お尻のにおいとは

・肛門の周りにある肛門腺からでる分泌物

・分泌物は便と一緒に少しづつ排出される

・分泌物はマーキングの標識になる

4.便のにおい【トイレは「したらすぐに片付ける」が基本】

部屋の臭いの元となるのは、ウンチやオシッコなどの排泄物やトイレ周りもあります。トイレの臭いを軽減するためには、「使用後はすぐに片付ける」ことが基本です。ウンチをしたらすぐに取り除き、オシッコをした後はトイレシートを交換しましょう。忙しい場合は、消臭効果のあるシートや芳香消臭シートなどを試すこともできます。トイレシートを交換する際には、トイレの周りも抗菌タイプのウェットティッシュでしっかりと拭きましょう。オシッコの臭いが気になる場合は、壁や床を保護するトレーを使ったり、愛犬にマナーウェアを着用させるなどの対策を検討しましょう。オシッコがついた場合には、速やかに水拭きして消臭スプレーをかけます。ペットシートなどをゴミ箱に保管する場合は、密封された小袋に入れてからふたのついたゴミ箱に入れることで臭いを抑えることができます。

5.耳のにおい

これまで、耳からにおいがするということはまったく知らなかった。

ある時、耳が垂れ下がっていたのを見て、どんな耳をしているのだろうと思い、手で持ち上げた時に何気なくクンクンしたら、めっちゃ臭かった。

耳からもにおいがするもんなんだと初めて知った時である。この時点では、病気とかダニとかが臭い発生の原因のひとつであるとは思いもよらなかった。

・健康な犬の耳は、においはほとんどしない

・耳の病気(外耳炎、中耳炎)

・細菌、ダニなど

6.フードの食べ残しにも注意。オモチャなども時には洗って

食べ物の残りも、そのままにしておくと不快なニオイが部屋中に充満します。特にウェットフードは傷みやすいので、放置するのは避けましょう。残り物はすぐに片付け、食べ終わった後の食器も都度洗って清潔に保ちましょう。ニオイ対策には定期的な掃除も欠かせません。ペットが部屋中を歩き回り、ニオイを広げる可能性もあるので、こまめに掃除機をかけ、拭き掃除も行いましょう。また、犬のオモチャやお気に入りのタオルなども見逃しがちですが、口臭の強いオモチャや体臭が染みこんだタオルからもニオイが発生することがあります。定期的に洗って清潔に保ちましょう。部屋のニオイが気になるときは、消臭スプレーも効果的ですが、ペットに安全なものを選ぶようにしてください。

7.特に気温の高い時期にニオイを強く感じる理由

高温多湿の状態では、空気中の臭い分子が増加し、臭いを感じやすくなります。また、雑菌が繁殖しやすくなり、不快な臭いも増加します。トイレや食べ残しは特に雑菌の発生源となり、臭い分子が空気中に広がるため、他の季節よりも強い臭いがします。鼻の粘膜が湿っていると、人間や動物の嗅覚は敏感になります。部屋に臭いがこもらないようにするには、換気と通風が欠かせません。冬でも窓を開けて換気することが重要です。トイレは風通しが良く、換気しやすい場所に置くと良いでしょう。また、空気清浄機などの利用も有効です。

【総括】愛犬のニオイ取りはシャンプーが効果的!お尻や体臭の原因を取り除きましょうのまとめ

「におい発生原因の詳細」内容をまとめます。

  1. 体臭 【犬臭さの正体は「体臭」。定期的なシャンプーで清潔に】
    2.口臭【3歳以上の成犬8割が歯周病もしくは歯周病予備軍と云われている】
    3.お尻のにおい
    4.便のにおい【トイレは「したらすぐに片付ける」が基本】
    5.耳のにおい
    6.フードの食べ残しにも注意。オモチャなども時には洗って
    7.特に気温の高い時期にニオイを強く感じる理由