これまで使用しているパソコンは、2010年夏モデルのノートパソコンでした。
OSはWindoos 7、 CPUは、i5 、メモリは4GB、500GBHDD、画面サイズは15インチだったのです。
最近のパソコンにはHDDの代わりにSSDが搭載されており、
メモリも最低8GB標準のものが主流になってきています。
そろそろパソコンの交換をしたいと思い、お手軽な価格のものが欲しい。
安価で性能のよいパソコンを手に入る方法ということで、
自分でパソコンを作ることにしました。
これまでのパソコン製作といえば、
ベアーボーン製作経験が1度だけでした。
製作経験は少ないわたしでも意外と使える自作パソコンができました。
必要な部品、組み立てる手順のポイントをまとめました。
これからパソコンの自作を考えている方の参考になれば幸いです。
使用部品について
CPU
CPUは、i5相当である安価な G5400(Intel® Pentium(R) Gold G5400 CPU @ 3.70GHz × 4 )にしました。
使用目的は、ネットサーフィン、メール読み書き、ブログ執筆、画像処理、動画編集できればいい。
マザーボード
マザーボードは、ASRock H310M-HDV/M.2 LGA1151 MICRO ATX NVMe SSD(M.2対応)
安価で使いやすそうな感じだったのでこれにしました。
メモリ
メモリは、このマザーボードで使える DDR4
8GBx2
電源
電源は、500W 80plus
SSD
SSDは、240GB 2.5インチ SATA
マルチドライブ
マルチドライブは、手持ちのものを流用。
ケース
ケースは、ショップ店員さんのおすすめの
Micr-ATX用のケースの一番安いもの。
画面
画面は、手持ちの17インチのパソコン用
制作方法(仮組み)
マザーボード、電源、ファンなどの部品をケースに組み込んでしまう
のもありですが、自作の場合は、
部品どおしの相性があわない場合もあるので、
必要最小限度の部品構成で接続します。
そして、BIOSが立ち上がるかどうかの確認をすることにしています。
BIOSが立ち上がってくれれば、部品の相性の問題はクリアできたと考えます。
もし、立ち上がってくれない場合は
それぞれの部品の相性が悪いのかもしれませんし、
他の問題があるのかもしれません。
その時の対応が必要になります。
部品選びの時の注意点としては、
最近出たての新製品は避けることです。
一代前の実績のある部品を使うと良いです。
その理由は、トラブルシューティングとかの情報が比較的入手しやすいからです。
新製品にはこれらが少ないところでの対応をしなければなりませんから素人には荷が重たいと思います。
マザーボードにCPU組み込み
CPUは静電気に弱い部品と言われています。
静電気は自分の体から逃しておいてから
作業にとりかかりましょう。
CPUの取付方法は取扱い説明書に書いてありますし、検索すればでてきます。
注意点(気がついた点)
- 取り付ける方向に気をつける。
- 無理やり押し込んだりはしない。
- 新品だと冷却用グリースは、CPUに塗ってある。
マザーボードにメモリ組み込み
- メモリの組み込みは、2枚でセットの方式と、1枚のものとあります。
- 取り付ける方向は切り欠きに注意して差し込むといいです。
- ソケットに対して平行に差し込むようにしましょう。斜めに差し込み厳禁。
- メモリの両サイドの爪がカチッと音がするまで押し込んで下さい。押し込む時は結構強くです。
マザーボードに電源接続
マザーボードへの電源コネクターの形状に注意してください。同じ形状で並べて挿入するものがありました。
電源部分なので慎重に説明書に従って接続していきましょう。
本組の時の予行演習です。
画面、キーボード、マウスに接続
画面、キーボード、マウスに接続します。
起動試験
マザーボード(メモリとCPU組み込み済)に電源を接続と画面を接続済。
画面の電源・・・オン
電源の電源・・・オン
マザーボード・・・電源オンの仕方は説明書に従って下さい。
今回は電源用ジャンクピンをショートさせました。
正常動作
マザーボードに電源が入ると、
マザーボードメーカのロゴマークとBIOS立ち上げのファンクションインプットの画面が表示されます。
ASRockの場合だと、ASRockが表示され、
画面の右下にファンクションキーの案内がでます。
[F2]キーを押し続けるとBIOSが立ち上がります。
(マザーボードのメーカによっては、[DEL]キーもある)BIOSが立ち上がれば、
メモリの容量確認して、起動試験は成功です。
不良動作
もし、BIOSが立ち上がらなかったら、
電源をオフにしてから、
メモリが正常に差し込まれているかの確認をして下さい。
(実は、これで一回起動失敗しています)
それぞれの接続が間違っていないか。確認をして下さい。
製作方法(本組)
みごと、BIOSまで立ち上がったら、そのまま接続している電源のスイッチをオフにします。
製作方法(仮組み)の解放
電源、マザーボード、画面の電源を全てオフにしましょう。
電源にはしばらくの間、電気が残っているかもしれないことに注意してください。
濡れた手などで触らぬように要注意です。
ケースに組み込み
ケースに、マザーボード、SSD、マルチドライブを順番に組み込んでいきます。
Micr-ATX用のケースは、ベアーボーンと比較すると広く感じるのですが、
ケースによっては作業性が悪いケースもあるようです。
組み込み作業の慣れもありますが、
ちょっと狭いと感じるのであれば、
ATX用のケースを利用することも可能です。
ケースに組み込むこのひとときが楽しいと
感じることができれば最高ですね。
組み上がったら電源をいれて、
起動試験どおりにBIOSが立ち上がってくれるかどうか。
まだ未知数ですからわくわくするところです。
部品を組み込み、
配線を体裁よく配置してまとめて縛り、
空気冷却がうまくいくような循環を考慮して。
接続間違い、接続忘れ、余った接続ソケットの処理状況などの
確認が終われば、画面、キーボードなどの外付け機器をとりつけて完成。
起動
背面のメインスイッチがオフになっているはずです。
これをオン。
ケースの電源スイッチを入れます。
[F2]キーを押し続けます。
BIOSが立ち上がります。
ここでの確認事項
- メモリの認識確認
- SSDの認識確認
- マルチドライブの認識確認
BIOSでのブート設定で、ブートする順番をUSBが一番にしておきます。
設定をsaveして終了します。
電源をきります。
OSのインストール
OSは、LInux Mint 19 を選択
今回のインストール方法は、USBからのインストールをします。
予めUSBにLInux Mint 19をインストールしておきます。
(USBは最低8GBあれば十分)
このUSBを任意のUSBソケットに差し込んでから、起動します。
必要最小限のソフトインストール
ケースの電源をオンすると、USBからLinux Mint 19が立ち上がります。
デスクトップの画面から、インストールを選びます。
設定内容を確認してきますが、標準設定でインストールしました。
例えば、パーテーションを分けたい要望があったとしたら、
インストール時点でしか設定できませんので
事前に検討しておくと良いでしょう。
完成後の使用感
この自作したパソコンを使って記事を書いています。
製作したのは昨年の11月でしたのでまるまる一年は使用できています。
途中でトラブル発生したのは、SSDが動作不良になってしまったことです。
YouTubeで音楽を聞きながら文章を作成しておりました。
表計算ソフトにデータを入力している時に画面がかたまり、
キーボードの文字を受け付けなくなり、
しばらくしてマウスも受け付けなくなった状況で、
どうにも対応できなくなったので、止むなく
強制シャットダウン(電源を強制的に落とした)したのです。
それから再起動をかけると、
ログインパスワードを受付る所まで行かなくて、
途中でリセットがかかり再起動。
これの繰り返しになりました。
で、これはもうだめだ。というのでそのSSDは諦めました。
新しいSSDを購入し、OSをインストールしました。
今は、これで機嫌よく動いてくれています。
これまで何回か使ってみて解ったことは、LibreOffice のcalc を使用している時に、
複数列の指定をするとcalcの画面が動かなくなります。
メモリ消費がどんどんと増えていって
止まることがないことを発見しました。・・・・・
このパソコンだけかもしれませんが。ご注意ください。
このメモリ消費が増え続けると、
他のアプリケーションのメモリの領域にも影響がでてきます。
ひょっとしたらシステム領域を破壊!?
なので、この状態になった時は、すみやかにシステムモニターを立ち上げて、このcalcのプロセスを終了させるのがひとつの方法です。
このことが発生・発見してから、
calcを使用するのは控えて、代わりに、google スプレッドシートを使用しています。
前回のSSDのトラブルも
ひょっとしたらメモリ領域を壊された結果、
正常な起動ができなくなったのではないかと推測します。
このことから気になる事あるごとに、
システムモニターを監視するようになりました。
まとめ
いかがでしたか。
仮組みをするのは部品相性の有無を確認するためでした。
ここがうまくいけば、あとの部分もほぼ大丈夫のようです。
苦労したのは部品選び、
組立時の接続方法、
SSDの最初のフォーマットなどでした。
実際に製作をしてみて良かったのは、
パソコンの構成部品を自分で直接触ってみる、
接続とかしてみるといった
実際面の経験が得られたことです。
パソコンの記事とか友人との話しとか
ショップ店員さんとかとの話しが理解しやすく現実的になりました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。